熊野三山
さて抱壷庵を出て次に向かったのが『くじら博物館』
捕鯨に関しては世界各国からたたかれてますけど、この博物館をみると、クジラというのは日本人の食生活だけではなく、生活や文化にまで深く関わっているということがわかります。
それだけに、クジラを大切にしていることも。
全滅するまで乱獲なんかするはずないんです。
もう少し分かってくれてもいいのにね。
肉食以外の食文化というものを。
クジラといい、マグロといい、食べない自分たちがさも上等であるかのような欧州人の態度にはなんかね。
さてここではイルカやシャチ、クジラのショーを見せてくれます。
イルカやシャチはともかく、クジラのショーというのは初めてです。
ま、イルカとクジラの違いなんて体の大きさだけですから、クジラにだってできないことは無いんでしょうけど。
クジラジャンプ!
太地を後にして、今度は熊野三山を順に訪れようと思ったんです。
まず目指したのは、那智の滝と、それを神とする自然崇拝からうまれた熊野那智大社。
前日までの雨のせいで水量が豊富に流れ落ちる那智の滝は迫力の中に荘厳さを感じました。
確かにこの瀑布の中には神さまだっていそうです。
で、熊野那智大社。
社も素晴らしいのですが、どこへいっても那智の滝を見ることができるのです。
下から見上げるのとは少し違って、緑の中その姿を見せた滝の姿は見る者に何かを感じさせずには居られませんね。
そして熊野速玉大社で御参りをして、そのあと、熊野本宮大社って行ったんです。
都会では嫌われ者のカラスがここでは大切に祭られています。
それが八咫烏。
足が三本とまあ奇怪ですが、サッカーファンのひとならご存知の通り、日本代表のユニフォームに描かれていますね。
で、もうひとつ驚いたのが…
鳥居です。
いかに大きいかお分かりでしょうか?
日本一だそうです。
それにしても、鳥居を見ると、いつも思い出すのが、イギリスで見たストーンヘンジ。
人は教えられなくても、神聖なもの、神聖なエリアを築こうと思ったら、同じようなものを作ってしまうのでしょうか?
いっそ、日本人が作ったッテことにしてくれないかな、ストーンヘンジを。
…無理っすね。