私の名前を知っていますか?
名前というのは非常に大切だ。
どんなに素晴らしい作品でも、どんなにいい商品でも、美味しいものでも、名前やタイトルがまるでダメなものなら中身までダメなものとされ、誰も手に取ろうともせず、消滅するだろう。
逆に中身よりも、ネーミングセンスで勝負しているものって結構ある。
ネームヴァリューを企業が億単位の予算を使って大切にするのも、そこら辺に理由があるんでしょう。
私がダカラを飲むのは味よりも、その名前によるものが大きい。
ってこれは余計かな?
本やレコード、ゲームソフトのタイトルもそうだ。
結構、知らない作家でもタイトルに釣られて買ってしまうなんてしょっちゅうだ。
名前やその前の名付けがテーマになったり、ストーリーの重要な部分を担っている作品というのも古今東西多数ある。
日本昔話の‘大工と鬼六’
ネバーエンディングストーリー
ゴッドファーザー
浦沢直樹著‘モンスター’
etcと例を挙げたらキリがないだろう。
そう、名は体を表すと昔から言われている通り、名前がそのものの存在、そしてここにいる理由、ここにいていい理由までも決めてくれると言えよう。
名前を持つことで皆にその存在を初めて知ってもらえる。
名前が無いこと、誰にも名前が知られていないこと、これほど寂しいことはそうそう無いだろう。
まるで、学校休んで、次の日に登校しても誰からも(先生からも)理由を聞いてもらえなかったあの寂しさに似ている。
こっちは、聞かれたらこう答えよう、って準備までしてあったというのに。
…一般論であって、実体験に基づくものではない。つか全然関係ないなこりゃ。
まっ、名前には、名付けたその人の知性とセンスがあらわれる、ってもん。
以前ニュースであったような、自分の子供に『臓物』なんて名前を付ける親に知性やセンスなんてあるはず無い。
それ以前に常識が無いんだが。
いや、なんでこんなつまらんこと長々(思考時間にすれば無茶苦茶短いが)綴ったかというと、こんなニュースがあったもんで。
<新党>名称は「たちあがれ日本」 平沼氏ら結成
グッバイ、知性とセンス。
こんなのが政治やってるのかと思うと…。
「えー次は、たちあがれ日本党の〜」
なんてニュースで読まれる日が来るんですね、近いうちに。
そのうち、‘走れ〜’とか‘負けるな〜’とか‘ガンバレ〜’なんて党名が出てくるのかも。
なんかもう新党名は一般からの募集とかにした方がいいんじゃないかな?
賞品賞金つければ結構な数集まるだろうし。
こういう形の『官から民』というのはまず実現しないんでしょうけど。