もののけの森
携帯からは写真をアップできなかったので、屋久島で撮ったものです。
一日目に行った
『白谷雲水峡』
もののけ姫の森はここがモデルになっていることでも有名。
本当に神秘的な森でした。
私の家の近所にも野山はあるのですが明らかに違うんです。
本当に人が手を入れていない、造成していないという感じで。
昔の人が山は神の領域として恐れ、崇め、そして足を踏み入れなかった理由が少しだけ分かるような気がします。
とにかく屋久杉の立派なこと。
樹齢1000年以下の木は屋久杉とは言わず小杉と呼んでいるのだとか。
コダマがそこかしこにいそうな岩場です。
コケというものがこんなにも綺麗なものなんだと初めて知りました。
二時間半ぐらい歩き続けて、ようやく見晴らしのいい場所に出ました。
太鼓岩と言って、切り立つ断崖の上にぽこっと岩が見晴らし台のように飛び出ているのです。
勿論手すりなどありません。
岩の端に立てば、遥か遠くまで見渡せます。
そうですね、ちょうど、もののけ姫のサンの家の前みたいな感じ。
アシタカになりきって、美しい森だ…
なんて呟いてみたり。
帰りに霧が出てきました。
霧に包まれると森の表情が一変します。
周りに誰もおらず、沢の音も聞こえず、本当に静かでした。
ふとみれば木々の向こうからシシ神様がこちらをみていそうな雰囲気。