決戦は土曜日
休憩時間に生徒の一人が
「先生、これどうぞ」
と言って差し出したのは、綺麗なハート形のチョコ。
チョコ大好きな私はありがたく一つ貰う事に。
手作りのチョコなんですけど…と言いながら、私の反応をそっと窺っていました。
「うん、とっても美味しいね」
私の言葉に彼女はとっても嬉しそうでした。
続けて
「これなら今度の土曜日の本番でも大丈夫だよ」
と言ってあげたら
「先生、やっぱり分かります??」
だって。
分からないはずいないですよね。
この時期に手作りチョコ作って皆にあげる理由なんて一つしかないじゃん。
ま、私はさしずめサンプル品の試食と言ったところかな?
日本語を教える事は出来ても、恋愛に関してはアドバイスも、指導も出来ませんからこれくらいはいっかな?
世の中上手く出来ているようで、恋も人生もちょっチハーフビターなとこあるし。
チョコみたく甘くはないもんね。
でも上手くいくといいな。
ま、どんな結果になってもきっとそれは無駄にはならないはずですけど。