余韻

 毎年思うことだけど、クリスマスからお正月へと売り出しを変えるスーパーやコンビニ等の様子は見ていて本当に面白い。
 クリスマスに関するものをさっさと片付けて、さ、次のお正月向けの売り出しの準備をしなくちゃとばかり、あっという間に様変わりである。
 そこにはクリスマスの余韻すら残さず、綺麗に日本のお正月色に塗りつぶしてしまう。
 なんだか出来の悪い学芸会のように、時間が来たらハリボテやセットを大急ぎで片付けて、時間通りに無理やりイベントを進行させていくのだ。
 日本でのクリスマスが今一薄っぺらく、それ故にアンチなんとか〜なんて出てくるのはこのせいかもね。
 日本では年末、年越し、大晦日、お正月という行事前の前座的なイベントごととしか受け入れられていないんだから。
 
 海外ではクリスマスの盛り上がりに比べて、お正月なんて言っても日本ほど盛り上がらずびっくりしました。
 
 ま、大晦日から新年へのカウントダウンぐらいは盛り上がりますが、それでも1月2日から普通に皆が仕事しているのはちょっチ驚きでした。
 
 ま、こーゆーええじゃないか、楽しいんだから的なのが日本人の強みなんでしょうね。
 おかしいとか、やたら非難したがる人、言いたがる人いるけど、ま、いいんじゃないのかな。
 
 だって何かを変えようとしても、悪いところが良くなる、なんてことよりも、いい所を無くしてしまったり、かえってダメにしてしまうパターンの方が多いですから。
 
 イブまでにクリスマス楽しんでおいて、残りは年越し準備を楽しみ、大晦日から新年へのあの妙な緊張と解放感を楽しみ、そして3元日はお正月楽しむ。
 うん、これでいいのだ。