時をかける少女

 随分と懐かしいタイトルがTVでやるのね、と思っていたら、なんでも平成版とのこと、しかもアニメなのだとか。
 角川映画であることは確かなのですが、私の知っているのは実写版で主演は確か原田知世さんだったような。
 今ではコーヒーギフトはAGFのCMぐらいでしか見なくなってしまったけど(それとも私が知らないだけ?)
 リメイクなのかと思っていましたが、れっきとした続編でした。
 ですから平成版、といいますかこのアニメ版の「時をかける少女」には前作での主人公が大人になってちゃんと出ていましたから。
 設定は20年後の話なんだとか。

 普段はあまりアニメなど観ませんが、なんとなく前作から20年後のストーリーという点に興味が湧いて結局最後まで観てしまいました。
 ストーリーについては中々に楽しめました。
 前作ほどではないと思うのは、作品のせいではなく、私が詰まらない大人になってしまったからでしょう。
 でもラストにかけての展開は本当に良かったです。
 
 あの時に戻ってもう一度やり直せたら…なんていうのは誰にでもあることでしょう。
 それが出来ないから、リセットもワンナップもコンティニューも無いから人生と言うのは面白いなんて言う人もいますが。
 でもそう、人類の夢だからこそ、このタイムリープ、時間跳躍ネタというのは古くからあるのでしょうね。
 ドラえもんもそうですし、英国文学の時の旅人、時空の旅人、タイムマシン等々。
 探せばいくらでも出てきます。
 悲観主義者は、もっといい方法、やり方、選択があったのではと、常に思い後悔の連続。

 でもわたしのような過度楽観主義の人間は、選んだ道がベストであって、たとえ時を巻き戻せて、選択を変えることが出来たとしても、今よりもっと悪い結果になり、その度に巻き戻して選択を変えていっても事態は悪くなる一方なんじゃない?って考えてしまうもの。
 それが良いか悪いかは別にしてね。

 でも取りあえず今の所は、時間は不可逆、なんて言ってますがそれは人が知らないだけなのかもね、まだ。
 所詮人間は自分の出来ることしか想像出来ないなんて言ってる人もいますから。
 後何年かしたらタイムリープ…無理かな?