ホーカーズ

 シンガポールで美味しいものというのは何もフルーツだけではありません。
 ホテルは素泊まりで予約しましたので、3食とも全て外食。
 その3食とも私はシンガポールの屋台で食べました。 
 ホーカーズと呼ばれているんだそうです。
 中華からマレーシア、インドネシア、アラビア料理までなんでもあります。
 もう、今日は何処の屋台で何を食べようかなって選ぶだけでも楽しいです。
 御店も沢山ありますが、お店に入るとメニューも沢山あってホント迷います。
 にしても、この屋台、何がすごいって、いつ行っても開店していて、で、お客さんでいっぱい。
 私の滞在したアルジャニードは街中から少し離れているせいか、観光客なんて殆どいなくて、(旅行中はホテルの周辺で日本人には一人もあいませんでした。)地元の人の台所と言った感じです。
 ここで朝ごはんを食べて仕事へ行く人や、夜仕事が終わって夕飯を食べて、そして果物ストリートでドリアンを食べてといったかんじなのでしょうか。
 地元の人たちの活力といいますか胃袋はここホーカーズに支えられているのでしょうね。
 ホントに安くて美味しいんです。
 

 ちょっと写真では分かりづらいのですが、きしめんのように平べったい麺と細い麺のフライド・ホーに4種類の肉や野菜のおかずが付いたもの。沢山の種類があり、そこから好きなものを注文するのですが、ついついあれもこれもと食べたくなって頼み過ぎてしまった感あり。どれも美味しかったです。


 ホーに辛いスープをかけたヌードル。好みで薬味や唐辛子をかけるのですがその種類が豊富なので同じメニューでも違った味が楽しめます。白いのはお魚のすり身を団子にしたもので上にかかっているのは乾しエビを細かく砕いたもの。あと揚げワンタン。ホーカーズは屋台ですから勿論クーラーなんてありません。
 暑く湿度の高い中でこのような辛いものを汗だくになりながら皆食べていました。上にかける唐辛子のタレも甘みの効いた味噌ベースのものや酸味の効いたもの、ひたすら辛いものとあり味のバリエーション楽しめますが、最後の方はそれら全てが混ざって、絶妙な味になります。そしてあの配合はもう二度と出せませんから。


 インドネシア料理の屋台で食べたものです。ご飯をココナッツミルクで炊いてあるので、やや甘めなのが特徴。奥にあるのはチキンカレーです。


 スープ入りのホー。ベトナムでは透明なスープで食べますが、ここではココナッツミルクを入れてくれました。味がまろやかといいますかクリーミーな感じになり美味しかったです。
 勿論これにも色々な薬味や唐辛子ペーストを入れて食べました。

 ホントに早くて安くて美味しいです。地元の人に愛される理由がよく分かります。
 でも観光でシティホール周辺やオーチャード辺りを歩いていると、同じような料理が倍以上の値段だったのにはちょっチびっくり。
 ま、観光客相手の値段と言ったところなんでしょうけど。
 なので私はアルジャニード以外では食事は一回もしませんでした。