水泡

 今日は日付にやたら2が付く日。
 だから今日はニャンニャンニャンのニャンコの日、つまり猫の日なんだとか。
 ま、猫のことをおニャンコなんて言うと絶対年齢バレそだけど。
 
 人が火を手にして50万年経ちますが未だに火事を防ぐ方法を確立出来ない。
 自動車が発明されて240年ほど経ちますが未だに交通事故が絶えない。
 
 どんなに技術が発展しても、使う人間が進歩しなければ事故というものは無くならないのでしょうね。
 事故が無くならない一番の原因は、こっちが避けなくても向こうが避けてくれるだろう、という考え方なんだそうです。
 確かに皆がこう思って運転していれば事故になりますね。
 
 大きい船に乗って進めば、小さい船は自分から回避行動を取るだろう。なんせ、もしこのまま何もせず衝突すれば大きい船の方は多少傷がつくくらいでどうということはないけど、小さい船はひとたまりもなく沈没するのだから。
 誰もそうはなりたくあるまい。だから小さい船は避けるはず。避けていくべきなんだ。

 もしそう考え、本来ならば回避行動を取らなければならない立場にある大きい船が何もせずにいたら…
 今回の事故って状況を知れば知るほど、それに近いものがあったのでは?と疑いたくなります。
 法のもとで国民を守るべき立場にある海自が国民の税金で買った船で民間船を沈めることになるなんて。
 ま、国の権力者と国民が対峙したとき、軍が国民の味方になることなんて100%無いのですが。
 何が正義なのか分からない時代ですが、こんな悲しいことをもう繰り返さない、繰り返したくない、そんな思いから生まれてくるものこそ正義なのかもしれません。
 アメリカやアメリカに染まり過ぎの昨今の日本には到底理解できない事でしょうけど。