月の砂漠
砂漠を見たいと言い残してふらりと旅に出た母がひょっこり戻ってきました。
行ってきたのはチュニジア。
ベルベル人と共にラクダに乗ってサハラ砂漠を渡ったそうです。
あと、一度でいいからチュニスの海岸に行って“カスバの女”を歌ってみたかったんだそうです。
私にショット・エル・ジェリドという塩の湖で採れた塩と、砂漠を旅している途中で見つけたローズオブサハラ、砂漠の薔薇をお土産にくれました。
サハラで(因みに日本人はサハラ砂漠と言いますが、サハラというのは砂漠という意味があるのでサハラに砂漠を付ける必要はないのだとか。)長い年月を得て結晶化した薔薇は私の手の中でまるで生命があるかのように輝いて見えました。
ちなみにこの砂漠の薔薇、形成過程において塩の結晶を取り込むと綺麗な輝きを持つのだそうです。
それは家の玄関に飾ってあります。
ちょっチ好奇心にかられて、塩の結晶入りの方をペロッと舐めてみました。
やっぱりしょっぱかったです。当たり前ですが…
でも砂漠の熱い風と焼けた大地の味がしました。
ような気がしただけかな?