暗闇よりも黒く血の流れよりも赤い、そは人の狂気
久し振りに献血してきました。
ホントはもっと早く行きたかったのですが、海外に行ってた人は帰国してから4週間経ってからでないと出来ないとの事ですので。
今は献血手帳にハンコを押して手書きで、といったものではなくプリペイドカードになっていました。
時代の流れですね。
でも基本的な献血のやり方というのは変わっていませんでしたが。
もっともあのやり方以外どないしてやんねん、てとこですが。
献血大好きな私としてはこのやり方で残っててくれた方のが嬉しいんですけど。
ただでさえ、以前は毎月1回出来ていたはずなのに、今は1回献血すると3か月ぐらい間おかないとダメになってしまいがっかりなんですから。
いよいよ、献血、の前にまず検査。
これは問題無いですけど。いつだって無意味に無駄に元気ですし。
で、献血。
普通の注射針よりもう少し太い針が刺さった瞬間、繋がっていたゴムチューブが赤黒く染まりました。
私の血が逆流して専用のパックの中に注がれていきます。
モーター音がして血が吸い上げられているという感覚が腕に伝わってきました。
そしてパックの中が自分の血で満たされていくのを見るとゾクゾクしてくるんです。
で、指先の感覚がスッと消えてひんやりと冷たさしか感じなくなり、身体がスーッと軽くなっていって…
これがもう好きで好きで。
アホと言いますか、一歩間違えればキ○ガ○になってしまったりして。
でも私のように世間では良識派で通っている人間が唯一垣間見ることの出来る非日常といったところでしょうか。
つくづく思います。
異常と平常は紙一重。
犯罪に関するニュースなんて見ていると、全く遠い違う世界の事のように思えて、実は誰もがいつでも向こう側に簡単に堕ちてしまえるのでしょう。
ま、私は大丈夫。
既に異常だから??
ではなくて、異常に気付かないだけなんですけど。
それも異常かな?
本当に大切なものは目に見えない
私の好きな言葉です。
何かの折りにつけては、この言葉を聞きたくなり本を引っ張ってくるのですが。
いつでもどこでも読めるようにと思い『星の王子さまは』何冊も持っています。
新書版や文庫本サイズ、英訳版等など。
特に最近は色々な人が翻訳して出していますから、どう表現しているか比べてみるのも中々に面白いです。
でも結局は谷村さんのが一番かもなんて思ってしまうのですが…。
にしても全く、いつになったら私の中にも多分あると思う(あるよね?って誰に聞いてるだろ)心の目というのは開くのやら。
いつまで経っても目に見えるものに囚われ、惑い、迷い、振り回されてて。
しかも目を開けているのに肝心なものが見えていない、いわゆる開き瞎なんですから。
じたばたしながらも何とかやってこれたのは、力をくれた家族のおかげであり、沢山の素晴らしい人との出会いがあったからです。
特にロンドンで出会うことの
一年色々とありましたがそれでも私は新年を迎えることが出来そうです。
沢山の人に時間を分けてもらい、積み重ねて来年に届くと言ってもいいでしょう。
私に貴重な自分の時間を分けてくれた人の中にはもう二度と会えない人もいます。
私にしてみれば、どんなに嫌な一日だったなと思えても、その一日を生きたくても出来なかった人がいたのも事実。
何度綴ったかは分かりませんが、それでも今年最後に言いたいのは私にどんな形でも関わってくれた人達に心の底から
ありがとう、あなたに会えて本当に良かったです
を全ての人に。