もつれた糸、ほつれた糸、切れた糸
物事の始まりから終りまでの過程を経緯といますが、この経緯のそれぞれの文字は、もともとは縦糸と横糸を表すものでした。
経緯と書いて『たてぬき』と読んでいた時代ではまさに機織の縦糸と横糸のことを指していたらしいのです。
縦糸を時間、横糸を空間とみれば、物事の経緯なんていうのは時間と空間という糸によって織られた布に描かれた模様みたいなもの。
織られた布を見て初めて経緯を知ることが出来るけど、織り目だけに目先を向けていては決してなにも見えてこないものです。
しかし物事の経緯の場合は見る人によってその絵も模様も違って見えてしまうこともあるんですけどね。
今朝ロンドンで知り合った友人から複雑に絡み合う糸の元が送られてきました。
送り主の住所は日本のものになっていましたから、一時帰国していたみたい。
急いで記載されていた電話番号にかけてみたのですが、既にロンドンに発ったとのこと。
残念。
で、送られたきたものと言うのがこれです。
大好物です。
お菓子の方も美味しかった。
でも食べる時周囲に匂いが広がってしまうのが難点。
今回はすれ違いでしたが、いずれゆっくり会えるといいな。