白ソーセージ

 早いもので今年も残すところ後カレンダー2枚分。
 ハロウィン、ガイフォークスも終わり、何処の店も急いで在庫処分をしながらクリスマス商戦一色になってきました。
 ま、この在庫処分で安くなった花火を買い占めて夜遅くまで打ち上げている悪ガキ連中に当分の間は悩まされるのですが。
 急に寒さが身にしみてきた今日この頃。
 周りでは風邪引きさんも多くなってきましたが、そんな中相も変わらず無駄に元気な私です。
 
 本当か嘘かは知りませんがロンドンで唯一本物のドイツビールとソーセージを出すというお店に行ってきました、というよりもこの店ってOldStreet駅近くにあるので、昨日バイト終わった後で寄ったのですが。バイトしたって帰りにこれではあまり意味無いですねっと。
 ドイツといえばソーセージとビールの本場なんてイメージありました。
 でもってイギリスのソーセージは不味いと(というよりもイギリス料理が不味いってとこかな?)
 なんせイギリスのソーセージってつなぎの小麦粉が多いって言ったらイギリス人が笑って、いえイギリスのソーセージにはつなぎしか入っていませんからと言う位ですから。
 でもそれはあくまで笑い話の域。結構美味しかったりもしますから。
 さて行ってきたのはバイエルンハウス。
 で、注文したのは白ソーセージ。
 
 なんと言いますか、今まで食べたこと無いような感触でした。
 日本ともイギリスとも違う味なのです。
 だからといって特別美味しいわけではないのですが。
 でもスイートマスタードを付けると驚くくらい深い味わいになり美味しくなりました。
 スイートピクルスをペースト状にした物とマスタードを混ぜたといった感じです。
 このスイートピクルスとチーズのサンドイッチは一時期ハマッてよく食べていました。

 そしてまたそれが塩気の効いたプリツェル(一緒に付いてきたパンです)とよく合うのです。
 もう一つ、ポテトパンケーキ。
 
 ジャガイモをすり潰してチーズや野菜と混ぜて薄く衣を着けて焼いた物ですね。
 朝マックのあれのチョイ豪華バージョン?とも思いました。
 正直これだったら私が先週賄いで作ったコロッケの方が美味しいかも、と思ったのですが。
 でも、ヨーグルトソースを付けて食べると途端に美味しくなるのです。
 そして付け合せのサラダにかかっていたドレッシングがまた中々の逸品。
 合わせて食べるとそれぞれの良いところが程よく混ざり合って単品でそれぞれ食べては出せない味わいになるのです。
 侮りがたし、ドイツ料理、というか私もまだまだ青いなぁ、蒼穹だなぁ。
 こちらに来て驚いたのは料理そのものよりも、スパイス、たれ、ソース、ドレッシングを始め豊富な調味料です。
 私なんてまだまだその片鱗をかすっている程度ですがそれでもその奥深さに興味は尽きません。
 プリッツェルにかけられた塩にしても岩塩でした。
 日本では塩は海水から取れたものが多く使われますが、そういった塩では決してこのパンには合わないでしょう。
 すっかり満足して最後はシュナプスという蒸留酒をショットで飲み〆にしました。
 ま、ドイツも良いけど今度は久し振りにバラマーケットに行ってお気に入りのイギリスのソーセージでも買ってこようかな。