エースをねらえ in Wimbledon
野球をするのが好きな人が、一度でいいから東京ドームで試合をしてみたい、と思うようにテニスをするのが好きな人は、あの憧れのウインブルドンでテニスをしてみたい、と思うのでしょうか?
事の経緯は…なんだかねぇって感じなんですけど。
友人がウインブルドンで知り合いとテニスしに行くんだ、って話してくれました。
ウインブルドンと言えば、つい一月半前に大会が開かれて、熱い闘いが繰り広げられていたあの場所。観戦に行ったときの興奮は今でも鮮明に覚えています。
本当にあのコートを一般人が使用することが出来るのか疑問でしたが、よく考えてみれば、大会があるのは年に一度。しかも期間は2週間ですから。
それ以外の日にあれほどのコートを誰も使わない、と言う方のが不自然なのかもしれません。
それにしても、友人がそこまでテニス好きとは知りませんでした。
というのも、さすが世界大会の一つが行われる国だけあって、テニスコートは何処にでもありますから。以前ホームステイしていた家の近所にもありましたし、そこは無料で使用できました。
きっと友人宅の側にも探せばテニスコートなんていくらでもあったでしょうから。
と、思っていたら、ま、これは友人の意志ではなく、単に誘われたから、らしいのです。
その時点でもう、はぁ…って感じでした。
ウインブルドンでテニスをするためにはもう随分前から予約しなければならなかったのだとか。
そして凄いのはテニスをするときの格好まで注文付けられたのだとか。
白のウェアでなくてはいけないし、ウインブルドンに行くまではスーツ着用とまでいわれたのだとか。
もう、なんでやねん、って感じです。
一体いつの時代の話やら。
テニスなんて皆それぞれ好きなウェアでやればいいのに。
大会に参加するのでしたら、着る物にも規定があるでしょうけど。
仕方ないので、友人は別の友人に借りてきたのだとか。
なんか、誘う方は力の入れるベクトルがずれとらんか??って思いました。
でもこれから行く友人に、水さすようで…ま、楽しんできてね、としか言えませんでした。
そして今日はその当日。
…朝から夏を忘れさせるような、冷たい雨と強い風でした。
ま、ウインブルドンテニスに雨は付き物ですから、選手みたいな気分を味わえたかな?
それにしても一口でウインブルドンとは言っても、あの会場の中には20以上のコートがありますから。
友人は一体何処のコートでやったのやら。