幸せのお値段

 面白い記事を見つけました。
 英国人が「幸せ」を感じるためにかかる余暇活動費は年間£10,801、一日あたりに換算すると£29(\6,380)なのだとか。
 お金で買えないものって色々とありそうですが、そんな考えも今は昔のものとなってしまったみたいです。
 幸せまで通貨単位で計れる時代になってしまったのですから。
 日本では、某有名歌手が『愛はコンビにでも買える〜』なんて歌っていることですし。一体いくらで売っているのでしょうね?お客さん側もいくらまでなら買ってもいいって考えているのかな?
 ま、一日£29で得られる幸せ。
 高いのか安いのかは分かりませんが、今の私には高すぎて買えない事は確か。
 バイトしたって週に…ですからね。
 それにこれ余暇活動費ですから、生活費とは別なわけですし。
 あらゆるものに共通の価値を与えるために出来たお金。
 最初は物々交換の不便さを解消するためだったのでしょうけど、愛や幸せ人間の価値や命までもが価格表示出来るようになる、なんて考えてもいなかったでしょうね、昔の人は。
 
 でも実際どうなんでしょ?
 この記事も何が目的でかは知りませんが、英国人はこの記事見てどう思っているのでしょうか?
 
 私見ではありますが、幸せなんて探すものでも、見つけるものでも、貰えるものでも、まして買えるものでもないでしょう。
 いつだって外側からくるものではなく、自分自身がそれを幸せと感じることが出来るかどうかって事のはずですから。
 いくらお金かけたって、本人がそれに幸せを感じなければ意味ないし、もし他人から見てどんなに価値の無いものでも、本人がそれに幸せを見出せるなら、それはそれでいいんじゃないかなって思えるし。
 
 だから幸せ(多分愛とやらも)はお金で買うことは出来ないけど、お金に変えることも出来ないもの、そのくらいに思っていたほうが気が楽でいいのかもなのです。