タバコは心の日曜日、よりの使者

 タイトルは忘れてしまいましたが、以前観たことのある映画のワンシーンで、辞書を一ページピリピリと破ってそれにタバコの葉をのせて紙巻タバコを作るというシーンがありました。なんだかその手付きが妙に格好良く見えて今でもそのシーンは良く覚えているのです。紙巻タバコを作るなら辞書に使われているような薄くて丈夫な紙で作るのが一番いいのだとか。
 
 日本ではタバコと言うのはもうすぐに火を付ければ吸える状態で売っていますが、ここロンドンではタバコを自分で巻いて吸っている人が結構多いです。
 中にはそれが好きで吸っている人もいるでしょう、実際イギリスのタバコは不味いって言う人も多いですし。 でも一番の理由は安いからでしょうね。
 日本でもタバコの値上げがあったらしいのですが、それでも英国に比べれば半額以下ではないでしょうか。
 なんせ一箱£5.5。日本円にすれば1,000円超えてますから。そのうちの何パーセントが税金なのやら?
 そのせいかどうかは分かりませんがこちらでは1箱10本入りのタバコが半額で売ってたりするのですが。
 愛煙家の人たちは、皆如何に安くタバコを手に入れるかという事を、色々と思案しているみたいです。
 日本に一時帰国する人がいれば頼んだり、他のユーロ国へ行ったときにまとめて買ってきたり。
 
 それらが出来ない人はタバコの葉とフィルター、包み紙を買ってきて自分で巻くのだとか。
 フレーバーも(この表現でいいのか分かりませんが)バニラやチェリーミント、チョコと色々あったりします。
 では、その作り方。
 
 まずは材料を用意します。
 お好みのタバコの葉。ここにあるのはチェリーミント味なのですがとても良い香りでした。タバコの葉とは思えないくらいです。このままお湯を注いで紅茶のように飲めそう、とすら思えました。実際やったら死ぬでしょうから良い子はモチロン悪い子もしてはいけませんってね。
 包み紙、この包み紙も色々とありまして、ここにあるのはRIZLAのLIQUORITEコーティングしてあるもので微かな甘みがるものを使用。
 そしてフィルター。ストロングフレーバーがお好みでしたら、いらないかもしれませんが。
 
 で作り方は…一緒に巻くだけです。
 
 後は形を整えて出来上がり。
 因みにこれだけあれば3箱から4箱分出来るそうです。
 フレーバーも色々と種類ありますし、自分の好みの葉を見つけるのも楽しいかもなのです。

 もっともタバコを吸う事の出来ない私にはちょっチ縁の無い楽しみではありますが。