芸術派崩壊??
街中に突如現れたのは二本のタワー。
なんだか廃ビルの様でもあり、撤去しそこねた様でもあるのですが。
実はこれ、王立美術館の庭に展示されているものなんです。
ようは芸術品という事なのでしょうか?
芸術性云々はともかく、これのすごいと思えるところは、多分ではありますがこれってなんの固定もせずに、ただコンクリートの箱を積んであるだけみたいなのです。
この黒い板のようなもので傾きを調整して積んであるみたいです。
もし地震がきたらどうするのでしょう?なんて考えてしまうのは私が日本人だからかもしれません。
ここ英国では日本では間違っても建築許可が下りないだろうな、と思えるような建物沢山ありますから。
中に入る事もできます。
でもやっぱり今にも崩れてきそうでちょっチ、こわいんですけど。
でも、この崩壊ぎりぎりのところで、つま先立ちしているかのように佇むこの危なっかしさ、危うさ、というのも芸術だ、と言っているのかもしれませんが。
でも、考えてみれば私たちの周囲にあるもの全ては崩壊の途上にあるもの、つまりはゆっくりと壊れかけていっている物と言えなくもないです。要はそれが早いか遅いかの違いだけで。
それは私自身にも言えることなのですが。