ポスター
日本から遊びに来ていた友人を見送りに、ヒ−スロー空港まで行ってきました。
本当に何度この空港に足を運んだことか。
その数だけ出会いと別れがあったわけで。
ここの空港から見送った人の中には、もう会えない人だっているかもしれませんし。
ですから迎えに行くことはあまり無いにしても、出来るだけ見送りにはいけるときは行くようにしているのです。
それに、ヒースロー空港に貼ってあるHSBCのポスターを見るのも好きなのです。
HSBCというのは世界展開している銀行なのですが、ここに貼ってあるポスターは、とても日本の銀行のポスターなんかとは比べ物にならないくらい斬新でインパクトのあるものです。
どういうものかと言いますと、
一枚の写真には ‘unbearable’耐えられない、我慢できない
そしてその隣の写真には‘enjoyable’ おもしろい、楽しい、愉快な
そしてもう一組同じ写真が並んでいるのですが、今度は書いてある言葉が逆なのです。
最初の写真には ‘enjoyable’
で、二枚目の写真には‘unbearable’
全体を見るとこんな感じです。
色々な見方が出来ます。
同じシーンでも、見る人によっては感じ方が違うとか、背反二律のような二つのものが、実は同じ所から生じているものなのだとか。又は、事象は変わらず、変わるとすればいつだって人のほうなんだという見方も。
見た人の数、見た回数分だけ、伝わるメッセージがあるのではないでしょうか?
さすが沢山の人種、文化が集まる街ロンドンといった感じがしてとっても好きなのです。
他にも
riveting 心を釘付けにする、虜にする、圧倒的な魅力を持つ
tedious 単調で、退屈。長たらしくて飽き飽きする。
やはり隣には言葉を入れ替えた同じ組み合わせの写真がありました。どちらの言葉を入れても言いえて妙なところがすきなんです。他にも、
まだまだ面白いものいっぱいあります。
ヒースロー空港に降り立った時には是非見てみてください。