命の奇跡
昼間は気持ちいいくらいに青空が広がっていたのに、夜になったらいきなりの雨模様。
もうすっかり慣れっこになりましたが、本当に分かりにくいロンドンの天気です。
以前同じ家にホームステイしていたことのある友人が日本から遊びに来ていて、今は私の部屋に泊まっています。
昨日だったかな、その友人が帰ってくるなり、重そうな荷物を下ろしました。
何かなと思ったら、米、味噌、海苔、ふりかけ等が沢山。
もうすぐ誕生日の私への少し早いプレゼントなのだとか。
とってもありがたいことです。
食べ物を貰うということは命を貰うということですから。
これなくして、人は生きていけないのですから。
今日はその友人と、ここロンドンに住んでいる他の友人とパブへ飲みに行ってきました。
お互いの近況報告も兼ねて何度か会っているのですが。
その友人の一人に今年の6月にお母さんになる人がいます。
以前見た時よりもお腹が大分大きくなっていました。
お腹の中の子が動いているのが分かるんだそうです。
男の子だそうです。
もう、本当に何とも言えぬ感動でした。
人の子供なのですが、この気持ちをどう言葉で表現したらいいのでしょう。
一人の人間の中に別の、命が宿っている。
この世界に生まれてこようと毎日少しずつ、でも確実に人としての形を成し、育っているんだなと思うと、何とも言えない喜びがこみ上げてくるのです。
本当に命が新たな命を産むという、生命の奇跡を目の当たりにしているのですから。
どうか無事元気な赤ちゃんを産んでください。
私に出来るのは祈るくらいのことですが。
無宗教の私ですから何に祈ればいいのか分かりませんが。