ベルギー二日目 何百年残せるもの、一瞬で消えるもの

 ベルギー旅行の二日目は首都ブリュッセルへ訪れました。
 どの通りへ行ってもチョコレートの店ばっかりです。
 ゴディバのように日本でも有名なお店から、小さいお店まで軒を連ねていました。
 でもどのお店のを見ても美味しそうなチョコレートばかりで、どれを買おうかと中々決まられませんでした。
 
 後から後からとこんこんとチョコレートが湧き出てきてます。
 
 
 どれもが芸術品ともよべるほどの美しさすら感じられる『ノイハウス』のチョコレート。
 
 ベルギーの街は年代物の建物や歴史的な建造物を修復をしながら今でも大切に使い続けています。
 街を歩いていて自分がイメージするヨーロッパの街並みに一番近いなと感じました。
 街そのものが芸術品といったところでしょうか。
 もっともそれでも少しずつ現代というものに侵食されつつあるのですが。
 そういえばスターバックスが一軒も無かったことには少し驚きました。
 今では世界中の何処へ行ってもありそうですから。
 カフェがあちこちにありましたから出る幕無いのかな?(中には100年以上の歴史のあるカフェもありました)
 …でもマクドナルドはありましたけど。
 
 建造物やルーベンスの絵画のように何百年も後世に残せる芸術品から見れば、口の中で至福の瞬間と引き換えに溶けて消え去るチョコレートはなんて儚い芸術品なんでしょう。
 その瞬間を求めて毎日のようにチョコレートの芸術品が、芸術品で出来たこの街で作られているんだなと思うと、この街の人達がなんだかとっても羨ましくなりました。
 何百年も残せるもの、一瞬で消えるものが同じ場所で同じ時を共有しているのですから。
 人の心に残ることで。
 
 本当にいい旅行出来ました。
 再び訪れることがあればブルージュの方にも行ってみたいと思っています。