霧の夜、霧の朝

 霧の都ロンドンとよく言われるように、霧が出る日は多いのですが、ここ数日は朝も夜も霧に覆われる日が続きました。
 
 写真では分かりにくいのですが本当はもっと濃い霧なのです。

 お陰でヒースロー空港でも飛行機の離着陸にかなりの支障が出たとか。
 ロンドンに長くいる人でもこんなに霧の日が続くのは珍しいことなのだとか。
 ロンドンの街頭は、日本の様な白色のものではなくオレンジ色となっていますが、その理由は霧の日になると良く分かります。
 霧の中にあっても、はっきりと夜の街を照らし出すのですから。

 霧深い夜は、街にひっそりと息づく人の闇をも覆ってしまおうとしているかのようです。
 夜に一人歩いていると、何処か違うところにでも行ってしまいそうな気すらしてくるのですから。
 それとも…このまんま何処かに消えてしまいたいと自身思ってたりしてるのか、私ってばさ。
 ふと暗くなりがちの冬の夜。
 こちらの人は、そんな暗い雰囲気を吹き飛ばしたくて、夜を華やかに飾り立て賑やかに楽しもうとするのでしょうか。
 今年もレスタースクウェアに遊園地が出来ていました。
 夜の遊園地でアトラクションを楽しんでいるのは殆どが大人の人なんですけどね。
 
 
 
 園内のショップに、日本の屋台で売られているようなリンゴ飴見付けました。
 
 そして今年は初めて園内のアトラクションに乗ってみました。
 激しく、早く回転するブランコです。
 使われているのは、本当にこれ耐久テストしたよね?なんてことは怖くて聞けないような頼りないチェーンでした。
 空高く放り出されるような感覚と、高いところから地面に激突するような感覚の繰り返しに、もういい加減止めて!!と叫んでも叫んでも、なおも容赦なくブンブン振り回してくれて。
 
 久し振りに乗ったせいか、降りた時は頭くらくらでした。
 一緒に乗った友人曰く
「これってもう、なんかの罰ゲームって域だよね。」
 とのこと。でも続けて
「もう、こんなもんに乗ろうって言い出したの誰よ!!」
 とまで言ってましたから。

 最初に言ったのはアナタでしょ!!
 その時はツッコむ元気すらありませんでしたが。