せめて日本人らしく
身近にいるイギリス人から、日本のことで何か分からないことがあって、聞かれるのはよくあることです。
勿論一人の人間が、自分の国のことを全て知っているわけが無い、なんて事は質問する方も、答える方も分かっている事なのでありますが。
それでなくても日本という国や日本人というものは、同じ日本人でさえよく分からないこと、説明しづらいことを多々持った国であり民族なのですから。
でもそういった相互理解、誤解、曲解、履き違えが、いい意味でミックスされてそのカオスの中から何か新しい物が、生まれてくるのかもしれないのですから面白いものです。
自分と違うもの、分からないもの闇雲に、力ずくで排除するのでは進展はないのですから。
閑話休題。
それでも、まずはすぐそばにいる日本人ということで、色々と聞かれます。
イギリス人にしてみれば、私達を通して自分達の知らない日本を知る、ということも少なからずあるのですから。
友人の元に知り合いのイギリス人からこれって何なのか説明してと聞かれた映像がありました。
それを見た友人は言葉も無く、もう、これなんとかしてよぉ!!とのこと。
以下のページから見ることが出来ます。
http://www.youtube.com/v/864B8BiIFJw
うーんなんなの?って聞かれても…
軽快でリズミカルなテンポにのって、英語のレッスンをしています。
軽い全身運動をするのは心身をリラックスさせる効果があって…、言葉で説明してしまえばそれまでですし、ナンともつまらないものになってしまいますが、実際は見た瞬間に、もう大笑いでした。
よくこんな映像を、この広いネットの中から見つけてこれたものと感心したり。
でもまさか日本人がこんな英語のレッスンしてるなんて本気に信じる人はいないでしょうけど。
…多分ね。
こんな言葉があります。
ジョークに説明は不要である。
ジョークが語られた時点で笑うことのできなかった者は、説明を聞いたところで本来の面白さを体感できることができない。
これは日本に限らず万国共通でしょう。
ジョークとはファーストインパクトでほほ勝負決まってしまいますから。
それこそ瞬間、心、重ねて、といった感じで。
後から説明なんて白けるだけです。
英語でもジョークや皮肉、嫌味の類の文は本当に難しいです。
訳しても何のことを言っているのか分かりませんし。
もし英語でジョークを言って、イギリス人を笑わせることが出来たら、ある意味で語学習得出来たと言えるのかも知れません。
まだ遠いですが。
皆が笑っても、今の何が面白かったのかと戸惑ってばかりですから。