ロンドン・メイヤーズ・ショー
ガイフォークスが終わり、店頭に並べられた花火も、安売りになってからは
瞬く間に消えました。ほんのしばらく前までは、夜中までその花火の音で
うるさかったのですが、今はもうありません。
皆、次の準備に取り掛かりだしたのですから。
そう、一年の中で最大に最後のイベントクリスマスです。
オックスフォード・ストリートやリージェント・ストリートに、数日前から用意されてたクリスマスイルミネーションが点灯され、店のデコレーションもクリスマスカラーに染められて街全体が大きな一本のクリスマスツリーのようにように様変わりです。
風も空気も冷たいのですが、どこか暖かくなり理由も無く心浮ついてくる、といった感じです。
本当にクリスマスと言うものを楽しみにしているのが伝わってきます。
一部の人間しか楽しめない日本のものとは、そこが違いますね。
国全体でクリスマスを楽しむのですから。
今日は今年最初のサンタクロースにお目にかかかりました。
後姿だけですが…
ロンドン・メイヤーズ・ショーという、800年も前から行われているパレード見物に行ってのことです。
簡単に言えば市長就任を祝うパレードなのですが、その規模が凄いです。
日本の市長や県知事就任の祝いといってもここまでしないだろうというくらい。
でした。
兎に角、沢山の団体が参加していて、一日がかりでしたから参加した人は勿論、警護の人も大変そうでした。
でも、とっても暖かい笑顔でパレードに手を振ったり、声をかけたりしてましたけど。
一つ気になったのは軍事の物が多かったことです。
ま、ロンドン市長のお披露目という意味と、その力を誇示するという事から始まったのだからかもしれませんが
戦車やジェット機、鉄砲を担いだ兵隊さんが、後から後からと出てくるのを見ると、ここまで必要なのかな?とも思えてきましたから。
お祭りなのですから、つまらないケチつけるのもなんですが、やぱり、今も昔も
力=軍事力であり沢山の兵隊や兵器を抱えることが出来る国が強い国なんだ、というのは否定しつつもどっかに残っているみたいでして。
核ミサイルの保有数や核実験の回数を競っているのとなんら変わりなのでしょうね。