1ポンドの重さ 2

 このロンドンで1ポンド出して買える物に
日本から来たある物があります。
 なんとロンドンに\100ショップの『ダイソー』が出現したのです。
 でも\100ショップではなく、£1ショップなんですね。 
 つまりはどの商品も全てお値段は£1。
 つまり日本円に換算すれば約\230ということになります。
 高い!!
 日本から観光でロンドンに来た人はみなそう思うことでしょう。
 日本に帰ればどれもこれも全部\100で買えるのですから。
 ですが私から言わせて貰えば、これほどの商品がたった£1で買えるなんて
なんて日本製品は素晴らしいのだろうと歓喜したくなります。
 食器から文房具、傘にカゴなどの日用品が全て£1。
 これと同じものを他の店で買おうと思ったらそれ以上の金額がかかるか
見付からないかのどちらかですから。
 何故に?
 それは必要とされてないからでしょう。
 使い方によっては、無いよりはましかもしれませんが、実際に無くたって困る物ではないのですから。
 それか本当に必要ないか。
 生活に必要無いものを買いたかったらやっぱり値は張るわけです。

 例えば、日本の家庭では殆どの家にお醤油の小皿ってあります。
 いつ、誰が、何処で買ってきたのか、それとも誰から貰ったのか分かりませんが
ごく一般の家庭でしたらお寿司を食べたり、餃子を食べたりするときに使うお醤油を入れる小皿って
どこかしらにあるものです。

 でもここロンドンの家庭ではどこ探したってないんですよね。
 日本人である私には無いとやはりちょっチ不便なものです。
 普通のお皿でもいいのですが場所を取ってしまいますし、入れるお醤油の量も多くなって無駄になってしまいますから。
 以前どうしても小皿が無いものですからティーソーサーにお醤油を入れてたんです。
 そしたらホストマザーに、何でそれを使うの?って笑われましたけど。
 そのときは確か焼き海苔を食べてたのですが。
 
 ま、無理ないですね。お醤油の小皿を必要とするイギリス料理なんて無いのですから。
 ソースやたれは直接料理にかけてしまうのですし。
 ですから普通の食器店やスーパーへ行っても無いんです。
 
 勿論それもダイソー ロンドン店に売っています。
 買ってもいいかな、今はほぼ毎日自炊ですし、と思ったのですが…でもあの小さな小皿1枚に£1出すのにいまだになんか悔しくて抵抗があり買えないのではありますが。