ココロ淋しい時代に

 ロンドンで日本人が何人か集まるとうち一人は
必ず物を盗られるような被害にあっています。
 幸い私はまだ一度も被害にはあっていませんが
空き巣に置き引きスリが多く彼らにとっては
日本人はいいカモのようです。
 でも日本人に限らず被害に合っている人多いですけどね。
 路上あらしの後のような車を見るのは珍しくないですし。
 警察に届けても人身に被害がない限りは物を盗られたぐらいでは
警察も動いてはくれません。実際警察に通報したら警察側から
怪我をしたり死人は出たのかと聞かれ、いないと答えたら
なら自分で何とかしろと言われたとか。
 保険に入るなり防犯装置つけたりと自分の身と財産は自分で
守れと言うのが基本らしいですね。
 でも最近は日本もあの手この手でお金を巻き上げようと
する犯罪が多いみたいです。
 
 なんとも世知辛い世の中。
 友人の借りている部屋の隣の部屋にも空き巣が入ったのだとか。
 ずっと友人はずっと部屋にいたと言ってました。
 まさかそのすぐ隣で空き巣が部屋を荒らしてたなんて夢にも
思わなかったことでしょう。幸いにも友人の身には何も無かったようです。
 うっかり鉢合わせてたら怪我ではすまなかったのかもしれませんし。
 
 なんだかんだ言っても生きている人間の方がよっぽど怖いものです。
 それにしてもなんで盗みなんてするのでしょう?
 こう言っては失礼ですけど友人のお隣の部屋から盗める金品なんて
どれ程のものっだったか。1億や2億なんてことは絶対無いでしょう。
 
 悪いことする人はどっか心の淋しい人なのかもしれません。
 自分の中の隙間をなんとか人のものまで盗って埋めようとでもしているかのように思えるので?
 だからと言って許されるものではありませんけど。