あれから100年、この先100年
ロンドンに大好きな場所はいくつもありますが大英図書館もその一つです。
昔から図書館が好きで住みたいとまで思っていました。
新しい場所へ行くと決まって図書館を探しますしなれるのであれば
メンバーにもなったり。
このブログも図書館から打ち込んでいるのですが。
今大英図書館ではエキシビジョンで新聞の100年史と題して
ここ100年間の新聞の一面記事を一斉に展示しています。
ロンドンの地下鉄テロから9・11、ダイアナ妃の死亡や
ジョンレノン、ケネディ、チャーチル、ヒトラー、タイタニックの沈没
と新聞は克明に時代を綴っていました。
本当に戦争で明け暮れてた100年だったんだなと、そしていまだに
終わることなく世界の何処かでは今日も沢山の人が死にそして
家族や家を失った子供が誰に見取られることも無く眠ることでしょう。
激しく目まぐるしく変わる情報社会なんて言っても
実際にやっていることは大した進歩無いのかもしれません。
100年前の新聞のコピーを無料配布してたのでもらってきました。
何かあるたびに人は新聞を読んでこれからどうなるのか
どうするべきなのか思いを馳せていたのでしょう。
なんだか奇妙な気分になってしまいました。
100年前に読まれたであろうその時代を生きた人
達のことが書かれた新聞を100年後の私が読んでいる、というのが。
この新聞をリアルタイムに読んでいた人はおそらくもうこの世にはいないでしょう。
そんな私だって後100年もしないうちにいなくなります。
いえ今この世界に生きている殆どの人は100年後にはもう何処にもいない
そんな風に考えていたら。
そしてもし100年後同じようなエキシビジョンが開かれたらそのとき観に来た
人はどんな思いで記事を読んでいるのでしょうね。