究極の求人広告

 カフェにてクラスメイトとお茶してました。
 話は学校の課程が終了した後、皆がそれぞれどういった道を
進もうと考えてるのかという至ってまじめな話だったはずですが。
 一人の子が情報誌を取り出したあたりからかな?
 それたのは。
 まあいつものことなんですけど。
 彼女が見せてくれた記事には流石に驚きました。
 
 “■求む! シェフ長 勤務先はバッキンガム宮殿
 エリザベス女王(79)が、王室の台所で働くシェフ長を求人中。
 5ツ星レストランのトップ・シェフ数名が候補に挙がっているが、
 必須条件は「完璧な料理を作れること」だそう。
 女王自身の食事のほか、20名のシェフを仕切り、時には800人分の
 晩餐会メニューを手がけることもあり。料理の腕に覚えのある方”

 まさか彼女が応募するの?と思ったのですがよくよく話を
聞いてみたら日本にいる彼がフランス料理店でシェフをしているのですが
職場のことで悩んでいて次のところ探そうかというような話を
していたのだとか。
 で、この記事を見てこれだ!!と思ったらしいのです。
 早速詳細を調べて日本へ国際電話しなきゃとはりきっていました。
 彼女いわく
 「彼氏の職業聞かれたとき、バッキンガム宮殿でシェフをしてるって
なんか格好良いよね」
 とのこと。
 難しそうな話ではありますが兎に角、行動しないことには何も
掴めないからと熱く語っていました。
 
 なんだか話を聞いているうちに本当にもしかしたらって私たちにも
思えてくるくらい。
 取り合えずもし採用されて晩餐会があったら招待してねと
お願いしておきました。
 
 まあ人のことよりも自分自身どーするのかはっきりさせないと
いけないんですけどね。