この木何の木気になる木
11月13日 日曜日 秋の空の色を冬色に塗り替えてる最中みたいな青空
タイトルを見て懐かしい(今でもこのMってやっているのかな?)
と思った方は結構近い世代なのかもでして。
学校への行く途中に街路樹があるのですがその中に一際目立つ大木が
あるのです。
高さだけを見たらもっと大きな木は沢山あるのでしょうけど枝の広がり
具合がとても広いのです。
ホントに良くこれだけ細い幹で支えられるなぁと思うくらいに。
ですから根元に立つとまるで大きなテントの中にいるみたいな気がして。
日本は木の文化が幸う国ですからこういったものに対して私自身が特別な思い生じる
というのは有り得るのかもしれません。
日本語でも木に関する言葉はありますが英語には不思議と無いのです。
木陰、木漏れ日を表す言葉が無く英語で言いたい時はいくつかの言葉を
並べなければいけません。
神の依代として木を見ることが出来るのは日本人ならではでしょう。
だから日本では巨木に注連縄を巻いたりしますが中々海外では見られないものです。
生活にも欠かせないものです。家から木工品と木を使われているものは沢山
ありますし檜風呂のように木の香りというものに安らぎを感じることだってあります。
アロマテラピーが英国にもありますが花や果物の香りはあっても木の香り
というのは無いみたいですから。
戦後は経済効果が高いということで杉のような針葉樹林が木の代表のようになって
アレルギーの人にとっては木というものに対する偏見が出来てしまうでしょう。
私も春が近くなると花粉の季節かと思ってしまい春の訪れをこの頃は
喜べず早く花粉が無くなればなんて思ってしまいますから。
こういうところからも日本人の心を失いつつあったのに英国に来てそれを
思い出すとは何ともおかしな気分ではありますが。