■
11月5日 雨雲を遠くへ運んで行ったり遠くから運んできたりの強い風
インペリアルカレッジで日本語を勉強に来る学生さん達は
本当に勉強熱心なのだなぁとつくづく感じました。
授業を受ける態度もこちらが圧倒されるくらい真剣ですし、
一つ一つの私の発する言葉にも分からなかたり曖昧なところがあったりすると
納得いくまで質問してきますし。
鋭い言語感覚を持って私たち日本人が普段会話をしている時にはは考えないだろう
という言葉の違いにまで迫ってきますから。
それに対してきちんと説明していかなければなりませんし。
言葉って結構あやふやなところ多いのではと思っていましたが
実は論理的で全ての言葉の存在には理由があり、つまりその言葉でなければ
使うことが出来ないという事が全てにあるのです。
緊張はしましたが楽しくてあっという間の90分でした。
来週に備えて準備してと。
彼らとどんな勉強をして行こうか考えるだけでも
楽しいです。
教えた事以上に教わったことが多いような一日でした。
最後に驚いたのは彼らが全員
「先生、ありがとうございました。お疲れ様でした。」
と言ってお辞儀をして教室を出て行ったということです。
自分が今こういうことをきちんと出来ているのだろうかと考えただけで
恥ずかしくなりました。
彼らは日本人はこうするのが当然の礼儀なのだと思ってしているのです。
彼らに対して日本人というのは自分の想像と大分違っていたと思われるような
ことが無いようにしなければ。
だって今のところ彼らにとって私は最も身近な『日本』の一つなのですから。