11月2日 水曜日 雲が昨日の空に嫉妬してちらちら出て来てる
 今日からインペリアルカレッジというロンドンセントラルはサウスケンジントンに
ある大学の部屋をお借りしてボランティアで日本語を教えさせていただきます。
 3つのコースに分かれておりますが私の担当は上級者コースとのこと。
 
 実はまだ生徒さんの詳しい情報などまるっきり入っておらず
 コースデザイン、授業構成も全てお任せするとのこと。
 本当にいいの?
 と最初聞いたときはちょっチあせりました。
 いくらボランティアとはいえ勉強に来る人は真剣そのもの。
 こちらがいい加減なことやっては今後の彼らの未来を台無しに
 してしまうのですから。
 ということで今日はまず生徒さんを良く知るために
 沢山話してみようと思っています。
 彼らを知らなければ授業もあったものじゃないですし。
 何故日本語を習うのか、最終的どのレベルまで行きたいのか、
 好きな言葉、趣味、日本で興味あることetc
 
 いかに知るかということでしょう。
 生徒は教師を選ぶことは出来ないのですから。
 人は親と教師と上司は選べないと言われますよね。
 でしたらこの人か、まあそれ程悪くは無いよねと
 せめて言ってもらえるようにしないと。 
 だってなんでこんなのに教わるんだろう
 なんて思われたら申し訳ないですから。

 生徒の分かりが悪いと言う先生っていました。
 私が生徒の時はそれは先生に問題があるんだ!!って思っていましたが
 因果応報というのはあるものです。
 巡り行くものは必ず巡り帰ってくるのですね。
 
 私はそのことから目を絶対にそらさずにやらねば
 だってそれ出来なければ私自身、私が嫌っていた教師になってしまうのですから。