■
10月26日 水曜日 曇りのち晴れ 気温21度
風の強い日でした
窓枠をガタガタ揺らし木々を大きく振らせ遠くから雲を運んできては又遠くへ流して。
こちらの人はgusty(ガスティ)と言ってました。
強い風という意味があるのですが中身の無い話という意味もあるのだそうです。
風のうわさと日本では言いますがこちらの人も風というものにこういった表現を当てはめることもあるのですね。
人生には3つの坂がある。
唐突に知り合いが話してきました。
山あり谷ありといいますから3つのうち二つは容易に想像付きます。
上り坂と下り坂でしょう。
まあ私の場合坂が急すぎて急行直下あり、奈落ありといった感じですが。
って落ちてばっかりですね。
で、もう一つの坂というのが分からず聞いてみたら思わず笑ってしまいました。
曰く
まさか
なんだそうです。
まあ確かにまさか、そんな、という場面多いですものね。
このまさかという言葉、元々は目前のとき、まのあたり、現在や現実を意味していたようです。
それが物事が目の前に迫っていること、緊急を表すことになりまして、今では後に打消しの言葉を付けて予期しない、思いもよらない仮定を表す言葉ですが。
つまり目の前で実際に起こっている現実があまりに自分にとって受け入れ難いものであったとき、人はこの言葉をつぶやくのでしょう。
どんなものもどんな状態も、この世にある限りそれは日常です、
とある推理小説の一文ですが(そしてこの後にあの名ゼリフが続くのですが)
全てを現実として受け入れるにはちょっチつらいとこありますからこういった言葉が使われ続けているのでしょうか。
まさか、ね、と。
生きていくうえで3つの坂のうちどの坂を一番多く通るのでしょう。