グリニッジより

9月21日 水曜日 晴れ 気温20度

グリニッジパークです。ここを進んだ所にグリニッジ天文台があります。
本当にロンドンの公園て何処もきれいだし大切にされているのだなあということが分かります。
 学生の頃に地理の授業でグリニッジ天文台のある場所が子午線0で〜というような事を習ったような記憶がありそれが何を意味するのかは分かりませんでしたがそーゆー名前の天文台がイギリスにあるんだなぁと言うことを何となく覚えていた程度でした。
それ程に地理の授業が嫌いだったのですが。
 そんな子午線0の地点に実際自分が立つことになるとは。
 でも実際に赤道なんて道は地球上の何処にもないし子午線にしてもまあ人間が都合上想定したもので何処にも線なんて無いのですがと思っていたら、
なんと引いてありました。

 これが目にすることの出来る子午線なのです。
 うーん取り合えず、今私は北緯は分かりませんが経度0にいるのだなあってそんな事分かってもあまり意味はありませんが。
 今ではここは旧天文台となっていて観測はされておらず博物館となっているのですが。
 ここが天文台として使われていた当事の人達が頃時間と空間をいかに正確に把握するか
ということに国をかけて命をかけて取り組んでいたと言うことが良く分かります。
 日本が鎖国している間、ヨーロッパ諸国は危険を顧みず海を越え遠くの国へと渡り航路を開き世界を繋ぐ路を確立させたのですから。

 ここを基準に世界の標準時刻が決められている、世界の時の中心にいるということなのかもです。

 


 カティサークです。貿易船としては当時はかなりの性能だったとか。漢字で茶と書いてある木箱が船内に積んでありました。ディスプレイか本物かは分かりませんが英国が紅茶の国になったのもこういった理由だったのでしょうね。
 貿易が始まる前のそれまでの時代では一般的ではなかったのでしょうから。

 ヨーロッパの築いた航路は品物だけではなく文化や言語をも運んだわけで。英語が世界で広く普及しているのも当然の結果なのでしょうね。
 いろいろな意味で日本は(といいますか私はと言うべきなのかもしれませんが)厳しい立場にあるのかも
 やはり最初に路を築き確立させることが出来たものが一番強いということなのかな?
 他の電話局がNTTに中々追いつけないみたいに。
 
 だからこそ此方へ来て思うのは、こちらの人間の様になろうとするのではなく日本人としての良さ、こちらの人間には無い日本人独特の感性というものを大切に持ち続けて行きたいと密かに、それでもって公然と思っているのです。

 そして次の場所へと歩きました