D.I.Y

9月17日 土曜日 晴れ 気温20度
 吹く風が急に冷たく感じられるようになりました。
 天気がよくても外へ出ると思っているほど暖かくないのはそのせいなのかもしれません
 秋の訪れというよりもその後からゆっくりと近づいてくる冬の気配を感じさせるような風でした。
 日本では残暑が厳しいと聞きましたがそれがどんなものであったか思い出せないくらいです。
 私の部屋の引き出しに取手が外れているものがあって中々使いにくく取っ手があればと思っていました。
 今日、たまたま時間が空いたのでDIYshopへ探しに出掛けました。
 日本でいうところのホームセンター(カインズホームやビーバートザンみたいな、といってローカルネタ出されましても分かりませんよね)へ行ったのですが本当に広くて品揃えが豊富でした。家に関するものなら全てここで揃うのではと思うくらいに。
 英国の人達はハウスデコレーション(リフォームとは言わないみたいです。)にはとても熱心で古いものを壊して作り直すのではなく修繕して大切に使い続ける事に価値を見出しているようなのです。
 学校の体育館が二つは楽々入るくらいの広さでした。もう少し分かりやすく言いますと有明ビッグサイトの東館1と2を足したぐらいの広さでしょうか。(天井はもう少し低いのですが。)
そこへ商品が高く積み上げられていて(一人では絶対に取れないくらいに)
 でも通路が広く取られているので込み入った感じはしませんでした。でもそれだけに見て回るのは大変です。
でもどれも興味深いものばかりで何だか本来の目的を忘れて楽しんでしまいました。
感じたのは英国人の時間の洗礼を受けたものに対する敬意の念は想像以上に大きかったということです。
そして素晴らしいものは皆で分け合い、そして皆で守っていく。
そんな考え方がこの国の文化を育んでいるのかもなのです。
大英博物館を始め多くの美術館や文化遺産などが国内外の人問わず無料ですし。
日本では想像付きませんが。
ナショナルギャラリーを観光しているときにある作品の前で先生が小学生達に授業をしていたのです。
 先生や学芸員が説明をしながら時々は質問して生徒に答えさせてその答えに対する別の意見を他の子供達に述べさせていました。
 ある意味これ程贅沢な課外授業ってちょっと他に無いのではないでしょうか。