夏は来ぬ

 関東に梅雨明け宣言した途端に、しとしととよく降る雨。
 でもそんなの関係なく、生徒にしてみれば心はもう夏休み、既に入ってますね。
 ま、無理もないけど。
 でも、楽しい楽しい夏休みの前には、試練が待っている。
 そう、期末テスト。
 普段から勉強している子にはなんとも無い、
 でもずっとサボっている子には今更やることに絶望感さえ感じさせる
 それが期末テスト。
 実際テストの問題なんて、他の所は知りませんが、私のとこは
100%使い回しですから。
 前にやったことある問題ばかり。
 
 私は会話と作文のテストを担当しました。
 後はテスト中の監視員。
 ま、カンニング防止のためのね。
 でもこの監視っていうのは思っていた以上に、つらい。
 なんせテスト時間の90分間、
ずっと教室を歩き続けなくてはいけないのですから。
 で、生徒の解答用紙を見ると…
 間違っている!!!
 ここ、ここ、ってもう教えてあげたいのをなんとか耐えていました。
 又、選択なんかで迷っている子なんかを見るともう、答えは○番でしょ、でしょでしょ
って念じてしまったり。
 うう、生徒がこんなに分かってなかったんだと、自分の授業の未熟さにどよよよんと
落ち込んでしまいました。
 生徒が分からないのって原因の半分以上は教師側にあるんでしょうね。
 
 後は会話テストと、作文のテストも担当しました。
 作文は読んでて文体の稚拙さは否めませんが、
でもそれだけにむきだしの、飾らない、心から出た言葉でした。
 作文は人が読むのだから、上手く書こうとすることも大事だけど、
こーゆー気持ちも忘れないで欲しいと思いました。
 ま、本来は形式どおりに文法の間違いもなく、誤字脱字もなく書いた方が点はいいのですが
それじゃ面白くないし、なんのための作文か分かりませんからね。