よくあること、今までも、多分これからも

 大分の方で教員採用問題で、なにやら騒いでいる。
 話は、よくよく聞けば、何処にでもありそうなものであった。
 袖の下、コネ、賄賂、商品券、点数の改ざん。
 面白いのは大分県の子供の学力が上がらないのは、こういうことをしている教師がいるからだ、なんてコメントまで上がっていることだ。
 安心していい、このいコメをくれた人。
 あなたの子供が馬鹿なのは決して先生のせいではないし、不正をしている大人のせいでも、勿論無い。
 
 探せば似たような話なんてのは昔からある。
 最近はブログに掲載した記事から、発覚なんてことがあるので詳細は控えるが、とある市役所で新卒の募集があり知り合いが応募した。
 結果を待っている間、近所の人に応募の話をしたら、何故か何を郵送したのか?と聞かれたそうな。
 履歴書や経歴所等々の必要書類をすべてと答えたら。近所の人は笑って
 「んじゃダメだ、受かるわけない」
 と答えたという。
 話によると、その市役所に採用してもらうには有名な代議士の某先生の所にお金を持って挨拶に行き、その某先生の名刺を頂いて、履歴書と一緒に郵送しないとまず採用はないのですって。
 似たような話なら何処にでもありそうである。
 
 ただ疑問のはどうして今になってニュース沙汰になったのか、ということだろう。
 摘発されるならもっと前に出来たはずだし、されないなら、ずっとこのままでいけるはずだろうから。
 組織一丸となった不正に取り組んでいたみたいだし、誰だって捕まりたくはないだろうから。
 
 ま、食品偽装のときもそうだったけど、こういう問題はホントに城孤社鼠。
 こうしている今だって不正に心血注いでいる人いるんでしょうから。
 
 子供の教育に良くないっていうが、いい機会だろう。
 社会や大人な教師というのがどんなものなのか教えるには。
 学校や教師が言っていること、やっていることが必ずしも正しいことじゃないと知る事が出来る。
 私の学生時代、クラスには必ず先生が言ったから、規則だからと、やたら人のやることに口や手を出したがる輩が必ずいた。教師や学校のという大義名分を得ているから、やつらは得意である。
 で、先生の代理と言わんばかりにクラス内で大きな態度を取っていた。
 こんな下らない生徒もいなくなるだろ、って今はもういないのかな?
 昔は教師と言うのは理不尽なくない暴力をふるっていたし、誰もそれに逆らえなかったし。

 でもこういうことが明るみになったお陰で、教師や学校で教えることとに対して、本当にそれで正しいのかと疑問を持つことが出来るに違いない。
 先生の言う事を鵜呑みにして、何も疑わないということは、信じることとは違う。
 信じるというのは疑ってうたがいまくり、迷いに迷って迷いまくった揚句に得られるもののはずだから。