一本の花
母が珍しい花を見付けたそうです。
で、図鑑やインターネットでその花の名前が何なのかずーっと調べていたのですが、結局分からずじまい。
似たような花をいくつか見つけたのですがどれもどこか違うんです。
疲れたのでしょうか、最後にぽつりと一言。
「こんだけ沢山の花の名前があるのに、探しているたった一本を見つけることが出来ないんだねぇ。」
そして図鑑を閉じたのですが。
探しているただ一つの物っていうのは、中々に見つけにくいものなんでしょうか。
まぁ、自分が何を探しているのか、何を求めているのか分かっているのだからまだいいかもしれません。
何かが欲しいけど、その欲しいものとは何なのか分からない、なんて人もたまにいるみたいですから。
にしてもあの花の名前はなんだったのでしょう。