対数

 日本留学生試験が近いせいか、授業は試験対策向けにと切り替えられました。
 でも詰め込み型では限界があるので、問題の傾向を読み、それにあった対策を立ててと言った感じです。
 ここまで来るとなんか語学の勉強と言うよりもパズルを解く感覚に近いかも。
 で、この留学生試験というのは、海外から来た人が、日本の大学や専門学校に行くために受ける試験なのですが、試験科目は日本語だけではないんです。
 数学や物理、化学、そして歴史や社会をひとまとめにした総合科目なんてのもあります。
 ある生徒から、先生、この問題を教えていただけませんか?と質問されたのは数学でした。
 対数関数の問題です。
 高校の時にあれだけ勉強したのにブランクが長いせいかぱっと答えが出ませんでした。
 やばい。
 やっぱり人間一生勉強し続けなければいけないってことでしょうか。
 なんとかその問題は解けて、教える事が出来たのですが、微分積分三角関数あたりは、ちょおっチというかかなりヤバいかも。
 ということで家に変えて慌てて高校の時の教科書と参考書、問題集なんかを引っ張り出してきました。
 何でも取っておくという性格はこういう時は報われるものです。
 
 うーんムズイ。
 学歴詐称した覚えは無いんですけどね…。
 高校の時の数学の先生に電話してみようかな?とも思ったのですが、多分もう亡くなられているはずなので止めました。 
 日本語教師養成学校の先生も、卒業した後でも、分からないことあったら何でも聞いて下さい、とおっしゃってくれましたが、流石にこれは…。
 自分でなんとかするっきゃないですね。
 で、それを、彼らにどうやって説明して解らせようか、そっちの方が数学の問題解くよりも難しいかもなのです。
 
 そういえば高校の時三角関数というのを三角関係って読んで大恥かいたことあったなぁなんて詰まらないこと思い出しながら、問題解いてます。