終わりは次の始まりのために。

 会うは別れの始め、とはよく言ったものでどんなことでも始めれば終わりが来ます。
 それがどんな形であれ。
 ま、時間ていうのは無理やりにでも物事を終わらせるためにあるのかもなのですが。
 10月より続けてきたインペリアルカレッジの日本語教室も今タームは終わりました。
 私が授業をしたというべきか、彼らが付き合ってくれたというべきか分かりませんが、実に色々な体験を出来ました。
 反省点多々ありましたが、最後に生徒からありがとうございました、と言われたときはやはりやり続けて良かったと思いました。
 私自身も結構実験的な試みを多く取り入れてみたせいで、とても授業と呼べるようなものではないような惨たんたる時も一度や二度ではありませんでしたし。
 彼らが今後どのような形で日本語というものに携わっていくのか分かりませんが、ふと何かの折に授業でこんなこと言ってたな、なんて思い出してくれたのならいいのですが。
 
 人と関わりその人の時間に干渉することで自分というものを保っているのだとしたら、せめてそれが後で思い出す時、楽しい時間であったとなってくれればいいのですが。
 さて、終わりは次の始まりのステップに過ぎません。
 新たな出会いを探して歩き出さねばと行きたいのですが…
 ここ数日の寒の戻りなんて表現では生ぬるいくらいの、激しい冷え込みにやられました。
 油断もありました。
 なんとかここに来て回復出来ましたが。
 ちょっチ出足くじかれたけど、それもまた私らしいかなってことで。